小松さんが自分の作品「題未定」マイナス1回(「週刊小説」昭和51年8月16日
号、実業之日本社発行)に登場したときのせりふから

 (原稿が遅れていると責める編集者に向かって)
「しようがねえから、題はつけねえで、はじめちゃったらどうだ? ――先例は
ないわけじゃない。昔々“題名の無い映画”ってのがあった。おぼえてないか?
黛敏郎さんの“題名の無い音楽会”ってのは有名だし、おれだって、12年ほど
前、べーやんこと、桂米朝師匠と、“題名の無い番組”ってのを、ラジオで4年
半ほどやって、けっこう人気があったぜ……」