磐梯ホテルの火災

福島県郡山市熱海町の磐梯熱海温泉にかつて存在した「磐光ホテル」の火災。

1969年(昭和44年)2月5日夜、ホテル1階の大広間において、目玉イベ
ントの「金粉ショウ」が行われる予定であった。その小道具として、楽屋に用意
されていた松明には、ベンジンが浸してあったが、これに石油ストーブの火が引
火し、火事となった。

・初期消火の失敗
・強風
・空気の乾燥
・内装に燃えやすい新建材を使用していたこと
・新建材により有毒ガスが発生したこと
・階段室に防火扉が設置されていなかったこと
・増改築などによって内部構造が複雑になっていたこと
・防火シャッターが作動しなかったこと
・非常口が施錠されていたこと
・時間を開けずに全館停電となったこと
・相次ぐ停電のため火災報知器のスイッチが切られていたこと
などにより、最終的には、死者31人、負傷者41人という大惨事となった。