皿屋敷


 青山鉄山は、器量よしの女中お菊が気に入ったが、夫のいるお菊はいうことを
きかない。そこで、鉄山はお菊に預けた10枚の「葵の皿」の1枚を隠した。
お菊が皿を数えると9枚しかない。鉄山は「お前が盗んだのであろう」とお菊を
責めたあげく切り殺してしまい、遺骸を井戸に捨てた。

 それからは、夜な夜な井戸からお菊の幽霊が現れ、
「1枚、2枚、3枚、・・・」
と皿を数えるようになった。
 ところが、お菊の器量がいいのと恐い物見たさとで、皿を数えるお菊の幽霊を
見る者が井戸に集まるようになった。

 そんな、ある夜、お菊の幽霊は皿を18枚まで数えた。
見物人「皿が1枚足りなくて殺されたのに、なんで18枚も数えるんだ?」
お 菊「風邪をひいたので、明日の晩は休みます」