猿蓑(さるみの)


「猿蓑」は、蕉門の発句・連句の句集で、向井去来と野沢凡兆が編集した。松尾
芭蕉は「猿蓑」撰の監修をしている。書名は、芭蕉の「初しぐれ 猿も小蓑を ほ
しげ也」の句に由来する。蕉門の最高峰の句集とされている。


※ 蕉門とは、松尾芭蕉を祖とする俳諧の流派である。蕉風、正風とも書く。芭
  蕉は、それまでの日本における詩歌を基にしながらも、日常的なものを素材
  とする独自の俳諧の流儀を生み出した。俳諧における蕉風の理念は、侘び・
  寂び・しをり・ほそみ・かろみなどの言葉で表される。