少年易老


少年易老学難成   少年老い易く学成り難し
一寸光陰不可軽   一寸の光陰軽んずべからず
未覚池塘春草夢   未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢
階前梧葉已秋声   階前の梧葉(ごよう)已(すで)に秋声


※ 作者は「朱子(朱熹)」とされていることが多いが、
  「観中中諦」の可能性が高い。

  3行目の転句「未覚池塘春草夢」は、
   「枕上未醒芳草夢」
   「未覚池塘芳草夢」
  とする資料もある。