大名の月見
ある大名が月見の宴を催したときのこと、
大 名「三太夫、お月様は出たか?」
三太夫「殿は一国一城のあるじ、月は月でよいかと存じまする」
大 名「では、月は出たか?」
三太夫「満々とさえわたっております」
大 名「して、星めらは?」