文部省唱歌


1.雪やこんこ、霰(あられ)やこんこ。
 降っては降っては、
 ずんずん積る。
 山も野原も綿帽子(わたぼうし)かぶり、
 枯木 残らず花が咲く。

2.雪やこんこ、霰やこんこ。
 降っても降っても、まだ降りやまぬ。
 犬は喜び庭駆けまわり、
 猫は火燵(こたつ)でまるくなる。


※ 1911年(明治44年)年、「尋常小学校唱歌(二)」
  に発表。
  「ゆきやこんこ〜」という部分はわらべ唄から借りている。
  「こんこ」とは「来いよ、来いよ」の意味といわれている。