題名のない番組(1968年)

1968.01.03 放送

〔麦と兵隊〕

拘置所 拘置所と担架は進む
拘置所ぬくいか 住みよいか
しゃれた罵声に振り返りゃ
お国なまりの伊予言葉
髭がふるえる 目が落ちる



1968.01.10 放送

「エヒメ出身でコーチとはこれいかに」
「ナニハで捕まっても、オワリと言うが如し」



〔帰ってきたヨッパライ〕

おらは逃げまわっただ
おらは逃げまわっただ
おらは逃げまわっただ
病院へ行っただ
いろんな病気になったふりをして
やっと病院へ入院できただ
病院よいとこ 一度はおいで
飯はうまいし かくまってくれるし
だけど大阪のおっかない検事さんが
おらを見つけ出し いつも怒鳴るんだ
 「ナー お前 地検ちゅうとこは
  そんなに甘いもんやおまへんにゃー
  もっと真面目にやれー」
そんな訳で おらは捕まって
大阪の拘置所へ連れていかれただー



1968.01.17 放送

明治100年記念式典

  時  1月18日 木曜日
  場所 佐世保

  アトラクション
 警官5800人を動員し、防石警備車3台の特別出演を初めとして装甲車、放
水車、パトカー、ジープなどの車両287台のパレードがあります。その他、詳
しいことは、当日にならないと、わかりません。
 なお、参加者には、記念品としてもれなく角材を差し上げます。
  主催 日本政府
  後援 アメリカ海軍
  共催 全国材木組合・日本赤十字病院



最近、大阪府警が金密輸グループ摘発!
今はゴールドラッシュ 日本もボヤッとするな。
密輸を国営でやったらどうだ。

                   (小松左京)



1968.01.24 放送

兄「お父ちゃん、車買って!」
父「アホ! そんな金ない」
兄「よし、そんなら冬山へ行く」
弟「古いなぁ。九州へ行くぞと言え」



駅員「佐世保、佐世保」
売子「おせんにキャラメル、弁当、べんとう、
   ヘルメットに角材、小石にガスマスク」



大相撲佐世保場所好取り組み

博多駅には三派系  押し出して 博多駅

九州大には全学連  取ったりで 全学連

警備隊と逮捕学生  突き出して 警備隊

一般市民と警官隊  巻き込んで 警官隊
  ただし、警官隊に勇み足があって物言いがつきました

エンプラと反対派  肩すかしで エンプラ

佐世保 対 エンプラ  寄り切って エンプラの勝ち

  千秋楽
反対派に賛成派  送り出して 賛成派



明治100年

 尊皇攘夷、黒船打倒のむしろ旗をたて、アメリカの水兵が来たら、米と生卵を
ぶっつけよう。
   ‥‥‥生麦事件のパロディーで生米・生卵事件

                   (小松左京)



エンプラを二度と来なくする方法

 学生3万人を動員して佐世保市内のバー、サロン、トルコ風呂、芸者ガール、
飲み屋、その他すべてを占有し、当日、満員御礼にし入れないようにする。



南、南、南海の唄 〔どうどうどっこの唄〕

脱線転覆 騒ぐじゃないぜ
あとの復旧が 大事だよ
走る電車は 事故起こす
通勤お客は また怒る
南、南、南海 地獄旅



先 生「この世の中で一番勇気のある人は誰ですか?」
生徒A「コラーサ号の鹿島さんです」
  B「冷房料金をやめた池田タクシーの社長です」
  C「僕の父です」
先 生「どうして?」
  C「10年間、南海電車で通勤しています」
 なお、このコントは昨年8月の葉書を再投書しました。



取り違い赤ちゃんの親の決定法

 まず、両方の親4人をテーブルの周りに座らせ、東の者がサイを振り、出た目
を右に数える。
 次に、その場所に座っている者が、もう一度、サイを振り、その目数を右に数
え、当たった者が親である。



帰ってきた総理 〔帰ってきたヨッパライ〕

おらあ総理だぞ
おらあ総理だぞ
おらあ総理だぞ
外遊したぞ
長い外遊をアメリカ訪問を
おらあ戻っただ ブラブラと
原子力空母を おらあ向かえただ
やっと佐世保の港に着いただ
だけど佐世保には、恐い学生が
角材を振り上げて暴動起こすんだ
 「なー お前 総理大臣ちゅうもんは
  そんな甘いもんや おまへんにゃー
  もっと真面目にやれ」
総理はいい役 一度はなろう
警官使って市民を殴れる
ワー ワー ワー ワー
佐世保に空母をおらあ入港させ
学生のことを おらあ忘れただ
 「なー お前 まだそんなことばかり
  やってんのでっかー
  ほたら 止めてしまえー」
そんな訳でおらは首になり
総理の役を降りて行っただ
国会の階段をおらは降りただ
一寸踏みはずし ヒュー ポン
おらの目が覚めた 対策本会議
おらは居眠ってただ
おらは居眠ってただ



1968.01.31 放送

〔むすんでひらいて〕

1.どついて どつかれて
 ほっぺたが割れて 血が出て
 また どついて どつかれて
 その手が後ろに

2.角棒持って佐世保に行って
 ヘルメットかぶって石持って
 ビラまいて□□□
 その手が後ろに

3.南海に乗って何回も乗って
 事故にあって頭打って
 また 乗って また 事故で
 頭がパーに



1968.02.07 放送

 3年C組情報収集者・笛武郎(ふえたける)は、職員室の天井裏で調査中、職
員側に捕獲、強制連行された。彼は、3年C組のCIA(カンニング・□□□・
エージェンシー:カンニング技術調査研究会)の指令に基づいて□□□期末考査
問題を作成しているのを、天井裏のふし穴からスパイ中であった、と自白したと
いわれている。
 これに対し、3年C組クラス防衛総会(文相の国防教育論に対して設けられた
というが、詳細不明)は、声明を発表。笛武郎は天井裏にいたが、これはあくま
で3年C組の床下で、鼠の生存状況を調査中であって、けっして職員室をふらつ
いていたのではないこと、それが来るべき卒業式までに校内の危険分子を追放す
るためにとっている職員室側の悪質な一連の挑発行為であることを強調した。
 それと共に、国防総会(□□□)は、校内での一方の権力者・大番長に事態の
収拾を要請したが、単位が微妙に影響する、との見地からこれを拒否した。



1968.02.14 放送

倉石やん 〔おてもやん〕

倉石やーん あんたこの頃 放言したでは ないかいな
発言するこた したばってん
記者団に茶飲み話を ただ 放言はせんじゃった
社会に民社に公明どん あん人達の おらすけんで
あとは どうなと きゃあなろたい
憲法まったく きゃあめんどう
さすが先進国は種ひっぱて 核ばかり 核ばかり
ゴチャゴチャ言う奴は妾の子
原爆 水爆 ピカピカドン

                   (都城 さくまえてつろう)



 物価高に脅かされ、ラジオ番組を落ち着いて放送できない、という報道に関連
して、小松遅刻相が記者団に語った「題なしにも献金やら裏口があれば」という
主旨の発言が、7日の予算委で野党から追求された。
 問題になったのは、7日、放送後の記者会見での小松遅刻相の発言。横町の御
隠居さん、融紅鸞(とおる・こうらん)、無名草子白氏文集の3委員が、□□□
外の緊急質問に立った。怒りに振るえる声で、まず、横町の御隠居が問題の報道
を読み上げた。
 「何しろ献金や黒幕を背景に持たなければ、ダメだ。本田プロデュー相もスポ
ンサー万能を言ってるけど、腹ン中はくすぐったいだろう。こんな馬鹿馬鹿しい
スポンサーを持っている題なしは妾みたいなもの。題なしも裏口を持って……」
などという発言内容を読み上げると、場内は騒然。
 「妾とは何だ」、「米朝は奥目だ」、「一つくらいえやないか」、「天国ちゅ
うとこは、そんなに甘いもんやおまへんにゃー」などと与野党議員の野次の応酬
の中、本田プロデュー相は、苦笑したり深刻な顔をしたり落ち着かない様子。
 答弁に立った小松遅刻相は、「記者会見後のわい談なので、記憶がない」と繰
り返すばかり。
 融紅鸞委員も、「スポンサーを蹂躙するような発言は許せない」と大声を張り
上げ、「もう、あんさんら別れなはれ」とつめよった。白氏文集委員も「遅刻相
は教養番組といいながら、これではヨタッパチ番組ではないか」と再び新聞を取
り上げて質問攻め。
 その後、遅刻相等が謝意を表明したので、小康状態となったが、与党の竹本委
員が「何しろギャラが安すぎる」と発言したため、混乱状態におちいり、そのま
ま散会した。

                   (神戸市灘区 たかせやすひろ)



〔雪〕

1.ベトナム戦争 ベトナム戦争
 撃っても 撃っても まだ撃ちやまぬ
 ベトコン驚き サイゴン駆け回る
 アメリカ必死で追いかける

2.国会答弁 国会答弁
 吹いても 吹いても ほら吹きやまぬ
 栄ちゃん喜び 調子に乗って
 野党は野次って聞いとらん

                   (□□□ ながせのりお)



〔あんたがた どこさ〕

あんたがた どこさ
兵庫さ 兵庫どこさ
田島さ 田島どこさ
城之崎さ
城之崎沖には網があってさ
それを米軍の空母が切ってさ
損害がさ 10万円でさ
泣き寝入りさ

                   (堀口 ビーナスのエーナス)



1968.02.21 放送

〔二条河原落書〕

この頃、日本にはやるもの
ケメコ、天国、なーお前
定期の値上げにJIS汚職
蟹も取れない日本海
約束できない3原則
本領離るる理工科教授
軍艦、大砲なけりゃ駄目
妾、原爆、30万
倉石発言茶飲み話しに
尾ひれが付いて
白紙空白大混乱
見えた衣のその下で
平和憲法くすぐったい
農相罷免の沙汰もなく
他力本願めずらしや

                   (岡山 みずしまあきら)



麻雀の学校 〔雀の学校〕

チーチーポンポン チーポンポン
4人の浪人が輪になって
積木を並べて チーポンポン
チーチーポンポン チーポンポン
トントンアンコでリーチポン
リーチポンポン
ウラドラのサンズにイーロンパー
イーロンパッパー イーロンパッパー
□□□



〔高校3年生〕

1.赤い数字が通知書染めて
 憎い先公の怒鳴る声
 アーアー 高校3年生
 僕ら義理はかたいぜ 忘れない
 鈍才仲間はいつまでも

2.殴る日がくる卒業式が
 のびた先公が目に浮かぶ
 アーアー 高校3年生
 僕らスポーツクラブのキャプテンだ
 先公気イつけ 闇の夜は

                   (住吉 ふくやまけいこ)



1968.02.28 放送

〔叱られて〕

どつかれて
どつかれて
あの学生は 町の警察へ
この学生は 道端でネンネしな
夕べデモした 町外れ
コンと石が 飛んでこにゃせんか



〔汽車ポッポ〕

麻雀 麻雀
チーポン チーポン
チーポン チーポン
チーカンカン
僕らを泣かす
チーポン チーポン
チーポンポン
早いぞ 早いぞ テンパイだ
リーチも飛ぶ飛ぶ パイも飛ぶ
ほりこめ ほりこめ ほりこめー
マンガンだ マンガンだ うれしな

                   (西宮 題なし研究会甲子園支部)



1968.03.06 放送

〔どじょっこふなっこ〕

1.春になれば  暖かくなり
 米朝だの   樹木だの
 みんな新芽を 出すべな

2.春になれば  希望をもって
 ミッチーだの 新入生だの
 みんな胸を  ふくらませる

3.春になれば  オラーは18才
 ピースだの  ハイライトだの
 左京に負けじに吸うべな

                   (寝屋川 やまなかまさたか)



1968.03.13 放送

〔どうどうどっこの唄〕

1.通った受かったと騒ぐじゃないぜ
 あとの学費が大事だよ
 クラブ費、実技費、建設費
 それに校費に生徒会費
 まだまだあるよ授業料

2.お前さんにはお金がないと
 学校の先公がいきんでる
 試験にゃ通っているんだが
 だけどお金が足らないの
 それじゃ来年また来なよ

                   (城東区 ふるはしまさあき)



合格電報一覧表

花開く  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 合格
おめでとう  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 合格
ツボミふくらむ  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 補欠
再起を期す  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 不合格
3円送れ  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 裏口入学
お便りお待しています  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 不合格
ミッチーの胸  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 不合格(期待に胸をふくらませ
                          ることができない)
勝ってもかぶっても緒をしめよ  ‥‥‥‥‥ 合格

                   (神戸市 まつだたもつ)



1968.03.20 放送

〔新古今和歌集〕

見わたせば 名前も番号も なかりけり

来年こそはと 浪人決意

                   (寝屋川 やまなかまさと)



〔徒然草・第117段〕

友とするに、悪しき者七つあり。
一つには、胸うすき女、
二つには、栄ちゃんと呼ばれたき者、
三つには、高給官僚、
四つには、もくを好む人、
五つには、空ごとする人、すなわち、落語家、
六つには、高校入試に落ちた者、
七つには、現役で大学に入る者。



〔仰げば尊し〕

思えば ゆかしい 我が身の錆
収賄、汚職で はや幾とせ
身も売り 名を下げ やよ取り込め
今こそ お迎え いざムショへ

                   (神戸市 かわだかずお)



1968.03.27 放送

「ぎょうさん、大学の不合格者、出たでー」
「ほな、みんな予備校、行くんかいな?」
「予備校の競争率というものは、負けんくらい烈しいで」
「もしかしたら、予備校の卒業証明で一流会社へ入れるのと違うか?」

                   (東住吉区 うえだまつじ)



〔待ちぼうけ〕

1.待ぼうけ 待ぼうけ
 ある日せっせとギャラ稼ぎ
 そこへ おもらい とんで出て
 コロリ入った おらは生き返ったぞー

2.待ぼうけ 待ぼうけ
 しめた これから寝て待とか
 待てば おもらい とんで来る
 おもらい来い来いピヨコちゃん

3.待ぼうけ 待ぼうけ
 もとは真面目な教養番組
 今はラジオの黒い霧
 名前読むから金送れ
 ランララ‥‥‥
   コラッ! 題なしちゅうとこは
   そんな甘い露吸うとこや おまへんにゃ
   小松左京先生 万歳!

                   (西宮 やまざきよしひろ)



しては、いけないイタズラ

1.入試に受かって喜んでいる奴のそば行って、
  「金で幸福が買えないことが、すぐにわかるサ」
 と、大声で言う。

2.新聞社に、
  「南海電車が、また事故ですよ」
 と、電話する。たいがい信用する。

3.OBCのサテライト・スタジオの前で、バナナのたたき売りをする。

4.警察に、
  「人殺し最中です」と、電話して
  「場所は?」と、聞かれたら、
  「サイゴン南方60キロ」
 とかなんとか答える。

5.証券取引所に、
  「日銀がつぶれた」
 と、電話する。

6.男湯と女湯のノレンを、取り返る。

                   (須磨 なかむらかつみ)



1968.04.03 放送

しては、いけないイタズラ

1.東大へ願書を出す。
2.サテスタへミッチーの顔を、見に行く。
3.題なし行きの封書に、切手を貼らず、裏に自分の名を書かず、中の便せんに、
 名前を書く。
4.左京の妻を誘惑する。

                   (神戸市長田区 やまもとまさと)



1968.04.10 放送

絶対してよいイタズラ

1.題なしのおもらいに、3円半端を付けること。
2.左京の妻を誘惑する。
3.ミッチーがボインである、と言いふらす。
4.大統領をやめる、と宣言する。
5.クラスの奴等に題なしが終わった、と言いふらす。

                   (縦町の隠し子)



 この前、うちの学校の古典の先公が、僕の真っ黒になった徒然草の参考書を見
て、
 「お前、そんなに勉強してんのに、何でテストの点が悪いん?」
と言った。やっぱり、先公えらそうな顔してるけど、ラジオ大阪の教養番組のこ
とも知りへんのやで。

                   (神戸市 かわさきあきお)



1968.04.17 放送

 全学連の学生に警官が尋ねていた。
「お前は石を投げたんだろ?」
「潔白ぞな」
「嘘をつけ」
「知らんぞな」
「まだ、言うか。確かに、お前が一つ投げるのを見た」
「一つくらい、えやないか」

 なお、言葉を引用しました代議士の方に、深くお詫びを申し上げます。

                   (徳島 とみた□□□)



世はいかなるものをして二流と称するか
(二流の定義)


1.予備校の二流
  出稼ぎ大学教授の少ない予備校

2.大学生
  現役で合格する大学生

3.大学総長
  学生に軟禁されたことのない総長

4.大学
  紛争のない大学

5.政治家
  題なしの酒の肴にならぬ政治家

6.坊主
  本を書かず、政治色のない坊主

7.作家
  本を書く以外、仕事のない作家

8.女性アナウンサー
  期待していたような美人であるアナウンサー
  未婚の女性アナウンサー

9.落語家
  「いつも、お古い噺ばかりで」と、ことわらずに落語を始める落語家

                   (老松町 いなもとやすひろ)



1968.04.24 放送 (小松左京 ‥‥ 休み、桂 小米 ‥‥ 代理)

 最近、類似品が出まわっておりますが、当方とは、なんら関係が御座いません
ので、採用の際には、“堺・横町の御隠居”と御指定の上、御採用なさいますよ
う重ねて御願い申し上げます。

                   元祖 横町の御隠居



1968.05.01 放送 (略)



1968.05.08 放送(再録あり)


題なし献金および常連採用規制法草案

1.常連は、日に3回以上、年に50回以上採用されぬものなり。
2.常連は、神聖にして侵すべからず。
3.お貰いは、最高100万円までとする。
4.3円以下のお貰いは、勝手に処分してよい。
5.常連は、OBCより□□□
6.プロデューサーは、常連か無名かの採用に困るときは、前者を優先させるもの
 なり。
       ‥‥‥ 堺の横町の御隠居が提出

 それに対する無名人の声
「いい加減にさらせ。常連□□□を打倒せよ」
 こうして、ついに、怒りを爆発させた無名人連合は、まず、横町の御隠居の家
に押し寄せ、ダイナマイトで玄関を打ち破り、なだれ込み、新聞で題なしのネタ
を探していた御隠居を、袋叩きにして気勢をあげた。
 御隠居の談話
  「我々も、この法案で誠意を示しているのだから、無茶せんといてぇな」
と、うず高く積まれた記念品の山の中で、こう語った。
 次に、無名人連合は箕面の“おおいよしかず”氏の家に押しかけ、火を放ち、
火はたちまちの間に燃え広がり、おおい家は全焼した。
 “おおいよしかず”氏の談話
  「まあ、記念品、捨て値で売っても、家の一軒ぐらい建つわいな」
 続いて、無名人連合は岡山の“みずしまあきら”氏の家に、バキューム・カー
の放射を浴びせる予定であったが、電車賃がなくなったので、岡山に向かって、
アカンベーをして解散した。

                   (神戸 すえいしつとむ)



〔おうま〕

1.ジョンソンさんと佐藤さんは
 仲良しこよし いつでも 一緒に
 非難を 非難を 浴びる

2.アメリカのジョンソンさんは
 優しい旦那 妾を見ながら
 コックリ コックリ □□□

               (辻向こうの与太郎:灘区 あまちひでかず)



高校へ入って頭に来たこと

1.授業料に学割がきかない。
2.掃除をしているのに、報酬をくれない。
3.授業料出している我々が小さい顔をして、授業料を取っている教師が大きい顔
 をしている。つまり、従業員の方がえばっている。
4.課目が増えて、教科書代、ノート代がかさむこと。
5.大学生のように、角材で暴れさせてくれないこと。
6.俺の葉書を一度も読んでくれないこと。

                   (平 こいたろう)



〔帰ってきたヨッパライ〕

おらは出馬だぞ
おらは出馬だぞ
おらは出馬だぞ
参議院選挙だぞ
長い演説を カッコいい演説を
おらは やっただ ペチャクチャと
おらは ペチャクチャと しゃべりまわっただ
やっと 議事堂の門をくぐれただ
政界よいとこ 一度はおいで
国会はおもろいし テレビにも出られる
ワー ワー ワー ‥‥‥
だけど 政界じゃ 恐い大臣が
金を押し付けて いつも怒鳴るんだ
 「なー お前 政界ちゅうとこは
  そんな固いもんや おまへんにゃー
  もっと 不真面目にやれー」

                   (住吉区 まるやまゆういち)



〔番町皿屋敷〕 〔ときうどん〕

青山播磨「皿を割り、余の心を確かめようとは、不届き千万。これへ、なおれ。
     手打ちにいたす」
お 菊 「お殿様。どうぞ、お許しを」
    「ならん。もう一度、皿を勘定せい」
    「お殿様!」
    「早くいたせ」
    「一枚、二枚、三枚、四枚、五枚、六枚。お殿様、百円札を、今、何枚
     持っておられますか?」
    「七枚じゃ」
    「八枚、九枚、十枚。ちゃんとあるじゃないの。どうしてくれるの!」

                   (川西市 おかもとお)



1968.05.15 放送

首相国会にて野党の追求を
受けたまいしときの御歌

〔万葉集・巻1−2〕

大和には 法律あれど とりよろう
政治資金規制法
小骨抜き 背骨も抜けば
国民の非難立ち立つ
野党ども いきり立ち立つ
どないしよう あの議案
政治資金改正案は

                   (神戸市灘区 かわさきあきお)



〔ストトン節〕

七円 七円と使わせて
いまさら没とは どうよくな
没なら没じゃと 初めから
言えば 題なしなんか
出しやせぬ
スッテンテン スッテンテン

                   (岡山 みちさとし)



〔金色夜叉〕

1.セーヌの河畔 散歩する
 ハリマン、スアントイの二人ずれ
 共に歩むも 今日限り
 共に語るも 今日限り

2.北さん 必ず 来年の
 今月 今夜のこの月は
 キノコの雲で曇らして
 見せるよ 大国のいき力

3.ベトコンに破れし アメリカは
 すがるグエンバンチューを突き放し
 無念の涙 はらはらと
 消える星条旗の星さびし

                   (横町の御隠居)



1968.05.22 放送

 パリ会談では、おそらく和平は、のぞめないだろう。そもそも、北ベトナムと
アメリカ代表の名前がよくない。スアントイという名前がいけない。スーアンコ
トイトイでは、ピンホはつくれない。
 しかし、大統領がホーチミンなので、チーしてホーラすることもある。アメリ
カの代表は、ハネマンと名前を変える方がよい。

                   (西宮 おだひろし)



〔広瀬中佐〕

1.とどろく運命 始まる題なし
 しぶきが洗う デスクの上に
 ラジオを貫く 米朝の叫び
 左京はいずこ 左京はいずや

2.スタジオくまなく 尋ねる三度
 叫べど答えず   探せど見えず
 時間は次第に   終わりに近づき
 本田はいよいよ  怒りに狂う

3.ギィーとスタジオに 現る左京
 飛び来るゲンコに  たちまち失せて
 スタジオ外ぞ    恨みぞ深き
 バカ笑い左京と   その名は残れど

                   (浪速区 えだしょうへい)



〔証城寺の狸囃子〕

ソッソ ソード・フィッシュ
ソード・フィッシュのお腹から
ほっほ 放射能が
出て来たよ 出て来たよ
ガイガー・カウンターが
ガンガラガンとなっている



1968.05.29 放送

佐藤の栄ちゃん 〔二宮金次郎〕

嘘つき 骨抜き 法案つくり
米国の手助け 原潜呼んで
アメリカと仲良く 孝行つくす
手本は 佐藤の栄ちゃんだ

              (芦屋市 コミッチーの親父:やまもとはるた)



政治屋は 選挙に金の いる身かな

売国奴  我が名呼ばれん 自民党

くたびれて 入れ替わるころや 参議院

政治家は 金の匂いや 運のつき

選挙近し 議員は何を する人ぞ

出馬すりゃ 金が要るなり 参議院

開期待つ ひねもすのたり のたりかな

日通や 寄るもさわるも バラの花

これがまあ ついの姿か 規制法

                   (岡山市 こみずしまあきら)



〔万葉集・巻1−2〕

ウチとこには 原潜あれど とりよろう
ソード・フィッシュ
おしっこし 放射能だせば
日本人の疑惑たちたつ
□□□は行きにくくなりつ
やばい奴や 冷え性の
ソード・フィッシュは

                   (灘 かわさきあきら)



1968.06.05 放送

原潜小唄 〔お座敷小唄〕

1.(アメリカ国務省)
 ハワイ洋上の原潜も
 日本佐世保の原潜も
 放射能にかわりがあるじゃなし
 溶けて流れりゃ皆おなじ

2.(日本国民)
 嫌いで嫌いで大嫌い
 死ぬほど嫌いな御方でも
 安保という字にゃ勝てやせぬ
 泣いて手を振る佐世保港

3.(某国外務省)
 どうかしたのと聞かれたら
 どうもしないとうつむいて
 参院選挙も近づいた
 あなたしばらく来ないでね

                   (東区 おおさきまさひろ)



 今夜の題なし良かったですねー。横町の御隠居のパロディーは、今夜の聞きも
のでしたねー。来週の御隠居は、どうなるでしょ? 楽しみですねー。
 では、今夜はこの辺で。サイナラ、サイナラ、サイナラ。

                   (奈良 いぬいしずえ)



1968.06.12 放送

星と横縞

同じアメリカ海軍の
御手に育ちし姉と妹
エンタープライズ姉と言い
ソードフィッシュを妹と言う
あれとこれとに隔たれど
匂いは同じ放射能
笑みと揉み手と口々に
お世辞も憎し外務省
されば佐世保はおさまって
夜空に星の光るとき
見よ ジェット機のただ一機
九州大に被害あり

                   (岡山 みずしまあきら)



九州民謡・アメリカやん 〔おてもやん〕

アメリカやぁーん あんた この頃
墜落したでは ないかいな
墜落したこた したばってん
政府どんが ごじゃってだるけん
まぁだ抗議も せんじゃった
忍耐 寛容 栄作どん
あん人たちゃあ参院選で
あとはどうなと きゃあなろたい
学生 住民 さあ怒ろう
野党議員どんたちゃあ
緊急質問 花盛り花盛り
ピーチク パーチク 妾の子

                   (神戸 こしばひろゆき)



1968.06.19 放送

〔宮さん宮さん〕

議員さん 議員さん あんたの前に
ちらちら するのは なんじゃいな
あれは選挙に 当選せよとの
政治資金じゃ 知らないか
とことんやれ とんやれや



我と来て 遊べやどうせ 人の金

ふところや 賄賂とび込む 金の音

                   (東灘区 おおはらかつみ)



票摘み 〔茶摘〕

選挙近づく 八十八夜
野にも山にも 連呼が響く
あれに見えるは 候補者じゃないか
斜めタスキに 白いバラ

                   (灘区 こしばひろゆき)



一流とは

一流の歌手とは
  映画、芝居などに多数参加し、
  暇なとき、売れなくなったときに、
  たまに、歌を歌う人

一流の国会議員は
  出席率3割以下で、
  「誠に遺憾である」と、よく言う、
  □□□人で、睡眠時間は18時間以上の人

一流の小説家
  自分の書いた作品を忘れ、
  「そんなン、いちいち憶えていられるか」
  と言い、タバコを好む人間

一流の落語家
  大切りものやら、映画やら、
  ドラマやら、司会やらを本業とし、
  落語をアルバイトとする人

一流のアナウンサー
  結婚しても悪口をいわれても、
  しぶとく稼いでいる女

二流としては、「脱ごか?」と言う、
  他の番組に飛び入りする女性。口の大きい女性に多い。

                   (豊中 なかのまさひさ)



人生相談

□□□
学生「大学すべったら、どうしよう。不安なのですが」
  「機動隊に行きなはれ。機動隊に」

                   (東区 おおさきまさひろ)



 こないだ、よその放送局の電話リクエストを、聞いていたら、「堺の何々さん
から横町の御隠居さんへ」と、いうのがあった。
 御隠居さんも局際的になった。

                   (西宮 たかせやすひろ)



1968.06.26 放送

出馬声明

 私は、このたび、不調に悩む横町の御隠居さんに代わり、レギュラーになりま
した“いかけ屋のおっさん”であります。
 きたる27日の題なしには、なにとぞ、清き記念品を、私に送って頂だい。

                   (東大阪市 いないのぼる)



〔赤とんぼ〕

1.当選したての議員さん
 頭を下げたは いつの日か

2.物価の値下げと減税を
 公約したのは 幻か

3.六十で議員に当選し
 政治意欲も 絶えはてた

4.当選したての議員さん
 えばっているよ 議員席

                   (東灘区 こしばひろゆき)



1968.07.03 放送

〔カナリヤ〕

1.お金を受け取る代議士は
 国会で除名をしましようか
 いえいえ それはなりませぬ

2.違反をしている候補者は
 選挙で落選させましょか
 いえいえ それはかわいそう

3.モラルを忘れた政治家は
 題なしのネタにしたならば
 忘れたモラルを思い出す

                   (神戸 こしばひろゆき)



〔たなばたさま〕

1.お札をさらさら 巷にくばり
 ポスターべたべた 参議院選挙

2.ごまかしの公約 私が言った
 国民むかむか 参議院選挙

                   (富田林 みちはたこういち)



議議議の議員太郎 〔ゲゲゲの鬼太郎〕

1.議議議の議 議議議の議 議議議の議員
 選挙前に賄賂をばらまけば
 楽しいな 楽しいな
 議員には漫才でも 坊主でもなれる
 みんなで歌おう

2.議議議の議 議議議の議 議議議の議員
 昼は国会で運動会
 楽しいな 楽しいな
 議員には血も涙も仕事も
 何もない

                   (八尾 □□まえ□□□)



議員と乞食は、三日すれば、やめられない。

                   (小松左京)



「7月7日は何の日ですか?」
「はい、先生。七夕です」
「はい、よろしい。笹を立てましょうね。ほかに、ありませんか?」
「参議院議員の投票日です」
「ああ、それもあった。じれったいな。おい、小松。お前、言え!」
「ダービーです」
「うん、お前は賢い。ところで、今度は何がいい?」
「はい、先生。もちろん、7−7です」

              (大阪府羽曵野 すずきよしお:通称アオタン)



1968.07.10 (ミッチー ‥‥ 休み、いわたみえ ‥‥ 代理)

〔五木の子守歌〕

1.俺は参議員 参議員
 当選すりゃ 知らんど
 金がはよ入りゃ はよやめる

2.どうぞ堪忍 堪忍
 汚職して ごめんね
 早く辞表出して 刑務所へ

3.俺が捕まったって
 誰が知るものか
 人の噂も75日

                   (大和高田市 うつりぎのけい)



1968.07.17 放送

〔デカンショ節〕

選挙選挙で24日間暮らす ヨイヨイ
あとの6年寝て暮らす
ヨーイ ヨーイ 参議院

                   (高石市 ピピ)



〔森の小人〕

金のおかげで 当選じゃ ホイ
さんざん手をうち 足をだし
大口たたいて ほら吹いて
今夜は宴会祝い酒
議員さんが揃って にぎやかに
アホーか アホーか 有権者

                   (茨木 パロディースキー)



社会党・公明党・共産党共同推薦
安保反対の歌


ポッポッポ 安保ッポ
飛行機落ちるよ 安保ッポ
70年には やめましょう

                   (岡山県 みちさとし)



1968.07.24 放送

汚職の法則 〔運動の法則〕

1.議員に検察側の力が働かなければ、
 始めおとなしい議員も段々やりだし、
 やっている議員は、そのままの汚職
 状態を続けようとする。

2.議員には、外からの金が働けば、そ
 の金の方向に汚職が生じ、その汚職
 の大きさは、金の大きさに比例し、
 議員の質に反比例する。

3.議員が、国民に及ぼす力は、公約が
 反対で、汚職はいつもひとしい。

                   (富田林 みちはたこういち)



1968.07.31 放送

〔ずいずいずっころばし〕

ずいずいずっころばし 米審ずい
圧力団体に追われて
どっぴんしゃん
上がるよ どんどこしょ
貧乏消費者 米食って キュー
キュー キュー キュー
野党が呼んでも 国民が呼んでも
下がりっこ なあぁしよ
物価上げぬと
公約したのは 誰ぁれ

                   (神戸市 こしばひろゆき)



タレントづくし

〔雪〕

毒舌 今 今 タレント 今 今
取っても 取っても
まだ取りやまず
自民は喜び 国駆け回り
社会の勝間田 丸くなる


〔金太郎〕

300万集めし 慎太郎
自民にまたがり 政治の稽古
ハイシ どうどう はい どうどう
ハイシ どうどう はい どうどう


〔故 郷〕

議席取りし 横山
テレビで 受かりし かの顔
全国一人で 巡りて
忘れがたき ピンカール


〔串本節〕

ここは国民 向いは青島
中を取り持つ テレビ放送
あら よいしょ よいしょ
よいしょ よいしょ よいしょ

                   (神戸市 こしばひろゆき)



1968.08.07 放送

題なしの左京をどう思うか

□□□
  「今頃、高くなりましてねぇ、あれも。100グラム100円もするんですよ」

ある高校生
  「京大卒ですって? 京都畜産大学の間違いでしょう」

京大総長
  「わが校は、年々、程度が上がりますから。あの時分は‥‥‥」

本田プロデューサー
  「ギャラが3円と9枚っていうのは安いでっせ」

ミッチー
  「私の肉体美を返してね」

米朝師
  「お酒のおつまみに、よろしいな」

SF作家・小松左京氏
  「題なしの左京? そんなもん知りまへんで。どうせ、どっかの三流タレン
   トでっしゃろ。えっ? 名前がおんなじやって? □□□ そいつは芸名
   でっしゃろ。なんせ、わての家系は後小松天皇の子孫ですから。そんな、
   どこの馬の骨かわからん奴は、はよクビにせんと、あきまへんで。
   ギャハハハ‥‥‥」



1968.08.14 放送

題なし予備校開設

 最近、題なしの質が低下してきたことは、我々常連としては、全く遺憾とする
ところであります。このままでいくと、低俗番組に帰することは、米朝の目を身
るより明きらかです。
 そこで、未来の題なしを背負うべき新人を養成する目的で開かれたのが、当校
で、常連を志される諸君! ぜひ、当校へ。

    教授陣  パロディー科 : かわさきあきお
         替え歌科   : こしばひろゆき
    受付   毎週水曜日23時〜23時半を除く毎日

 入学希望者は、自作パロディーまたは替え歌と、入学金、葉書代7円と、左京
救済基金3円、計10円を添えてお申し込み下さい。切手代用可。

    神戸市東灘区元山町□□□
       題なし予備校
     代表者 こしばひろゆき



〔汽 車〕

今は投票 いま落選
今は違反がバレるぞと
思う間もなく 警察の
廊下通って 留置場

                   (茨木 パロディースキー)



1968.08.21 放送

農林大臣、大蔵大臣、ベトコン議員に突き上げられ賜いて
生産者米価引き上げしときの御歌

〔万葉集・巻1−2〕

うちとこには 代議士あれど
とりよろう ベトコン議員
農民の御機嫌取りて
米価など つりあげたる
国民は 怒り出したる
やばいこっちゃ どないしょう
あとの弁解は

                   (神戸市灘区 かわさきあきお)



1.上げぬれば 暮らしにくいと 知りながら
   なお恨めしき 値上げなりけり

2.精込めて 値上げ抑制 はかるとも
   世にベトコンの 攻めは許さじ

3.ホトホトと 食管制度 ながむれば
   ただあり余る 米ぞ悲しき

4.米の値は 上がりにけりぬ いたずらに
   政治折衝 ながめせしまに

                   (岡山 みずしまあきら)



先週のニュース速報

 去る8月12日、桂米朝師の弟子である“米価”の真打ち昇進が、いろいろも
めていた審議会で、一高座20672円で解決した。
 昇進披露は、次の高座からで、米朝と佐藤米作氏、米価の昇進後援会会長と共
に、行う。
 なお、今年の秋には、米価の弟弟子の“物価”が昇進する予定。

                (縦町の胎児  城東区 おおやままさお)



1968.08.28 放送

〔宮さん宮さん〕

ソ連さん ソ連さん
戦車の前に ひらひらするのは
何じゃいな
とことんやれ とんやれな

あれはチェコスロバキア
征伐せよとの 錦の御旗じゃ
知らないか
とことんやれ とんやれな

社会主義の原則に
手向かいする奴は 狙い外さず
どんどん追い出す五カ国文

                   (茨木 おかもとただよし)



チェコの国境 〔月の砂漠〕

チェコの国境を はるばると
ワルシャワの軍隊が 行きました
戦車と装甲車の隊おいて
二つ並んで 行きました

                   (大阪市住吉区 いもとしげふみ)



1968.09.04 放送

新米出たぞ 新米出たぞ
うまいぞ イッヒッヒ
新米出たぞ 新米出たぞ
欲しいぞ イッヒッヒ
ウワーッ 古米の山だ
駄目なのよー 駄目なのよー



農林大臣のコマーシャル
  「食べてますか?」
消費者
  「古いことは悪いことだ」
農林大臣
  「私にも食べられます」
消費者
  「新米がなにより。ネッ!」

                   (芦屋 きくちとうる)



新・ときうどん 〔ときうどん〕

 前の参院選で成績の良かったK党は、早速、次期衆院選改選数の皮算用を、始
めた。
「ひい、ふう、みい、よう、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ
 ところで、国民の皆さんは、人と党とどっちで我が党の候補者を、入れてくれ
 はると、思いますか?」
「そら、とうや」
「11、12、・・・」

 それを真似したれとばかりに、J党のAちゃんが、同じように読み始めた。
「ひい、ふう、みい、
 ところで、皆さんは、人と党とどっちに信用がおけますか?」
「そら、ひとや」
「ふう、みい、よう、・・・」
と、総裁選したら、三選失いよった。

                   (豊中 イタリヤコ)



1968.09.11 放送

〔浪曲子守唄〕

逃げたスポンサーには未練はないが
3円欲しがる左京がかわい
資金カンパも出来ない俺だが
ヘボなおいらの替え唄を
一つ聞かそうか 寝んころり
 「そりゃー お荷物番組の題なしを
  担当したプロデューサーはふびんな奴よ
  泣くんじゃねー 泣くんじゃねー」

                   (岡山市 みずしまあきら)



〔茶 摘〕

1.値上げ近付く 消費者米価
 飲にも食にも 値上げが響く
 あれに見えるは 家計簿じゃないか
 赤のインクに 青い顔

2.値上げ続きの 今日この頃を
 心ひそかに あきらめつつ歌う
 うてよ うて うて うたねばならぬ
 うたにゃ 庶民の政治にならぬ

                   (茨木市 おかもとただよし)



1968.09.18 放送

 今度、スポンサーつけるときは、匿名のスポンサーをつけよう!
スポンサー匿名希望。スポンサーのペン・ネームで出す。

                   (小松左京)



 こないだ友達が読んでもろてトランプをもろた。しかし、たびたび採用され、
トランプばっかり貰ってもおもしろくないので、
 1回目は、トランプにし、
 2回目は、花札にし、
 3回目は、さいころで、
 4回目は、マージャン・パイ
 5週連続で読んでもろたら、温泉に招待する
というのは、どうでっしゃろ。

                   (箕面 さとう)



〔兎と亀〕

1.もしもし米よ米さんよ
 物価のうちにお前ほど
 値上げの のろいものはない
 どうしてそんなに のろいのか

2.何とおっしゃるビールさん
 そんならお前と上げくらべ
 家計簿が赤字で埋まるまで
 どちらが先にかけつくか

                   (茨木 おかもとただよし)



〔千両みかん〕

 1968年、5月タイム・マシンを完成させたある男、100年後へ旅行し
た。そこで、ある王様が、ビールを飲みたいという病になった。
 「そんなもんくらい、飲ましたる」と言って5カ月間探して、その100年後
には、ビールというものがない、ということに気がついて、タイム・マシンで現
代へ戻って来よった。
 そこでのビールの代金は、未来のビールは名誉と地位になるので、ままよ、と
友人の小松にビールの代金を支払って、再び21世紀へ行った。もちろん、キン
グの病は治って、彼の思っていたものがすべて彼のものとなった。
 ところが、彼のタイム・マシンは、往復キップと同様に、行った時間分だけし
か戻れなかった。しかも、ビール代は値上げされていることに気付いたとき、彼
は、すでに21世紀から帰る気持ちはなかったのである。
 そこで、仕方なく、その値上げ分をタイム・メールにしてJOUF・1380
kc/sへ送った。
 「今夜も、また、3円というおもらいの額が来ています。」
 「なんや? この3円という半端な金は?」

                   (豊中 イタリヤコ)



1968.09.25 放送

 こら! 題なし、お前 たいがい ひつこいぞ。9月になったら、きれいに辞め
るとか なんとか 言うといて、また、やってるやないか。

                   (天王寺 ふるはし)



1968.10.02 放送

〔広瀬中佐〕

1.とどろくジャジャジャジャ〜ン
 鳴り狂う三味線
 ストレスあろうスタジオの中から
 闇を貫く米朝の叫び
 スポンサーはいずこ スポンサーはいずや

2.社内くまなくたずねる三度
 呼べど応えず
 たのめど認めず
 スポンサー次第に波間に沈む
 番組いよいよ 終わりに近し

                   (東区 にしかわよしまさ)



選挙の3ばん  ‥‥‥‥‥‥ 地盤、看板、かばん
題なしの3ばん ‥‥‥‥‥‥ 郵便番号530番、水曜の晩、交響曲第5番

音楽の3要素  ‥‥‥‥‥‥ メロディ、リズム、ハーモニー
題なしの3要素 ‥‥‥‥‥‥ パロディ、ヒネリズム、アイロニー

サラリーマンの3ず ‥‥‥‥ 遅れず、休まず、働かず
題なし投稿者の3ず ‥‥‥‥ 聞き逃さず、採用されず、あきらめず

音楽の3B ‥‥‥‥‥‥‥‥ バッハ、ブラームス、ベートーベン
題なしレギュラーの3B ‥‥ 馬鹿声、ボインコンプレックス、ベーチョーベン

                   (都城 さくまえてつろう)



求む、パトロン

当方、奥目、ぺちゃんこ、太りすぎ。
修学手当、3円以上希望。

 ・・・・ OBCスポンサーのない番組

                   (徳島の中央病院 ふくしまみえ)



題なし復帰に対する共闘会議声明

桂米朝はただちに大衆団交に応ぜよ。
小松左京は3円の使途不明金の使い道を明確化せよ。
菊地美智子はボイン・非ボインを一般公開せよ。
本田□□□の即刻退陣を要求する。

以上の条件を認めねば、ラジオ大阪を実力で占拠する。

                   全題なし共闘会議議長きむらまさあき



1968.10.09 放送 (左京 ‥‥‥ 遅刻、桂我太呂 ‥‥‥ 代理)

〔ラッパ節〕

1.倒れし左京を抱き起こし
 3円やるぞと名を呼べば
 にっこり笑ろうて飛び起きて
 ケロリと治るも芸のうち
 トコトットットットット・・・

2.今なる時計は11時
 それに遅れりゃ一大事
 今度の水曜がないじゃなし
 放せ3円貰うまで

3.私しゃ よっぽど あわて者
 3円貰って喜んで
 家に帰ってよく見たら
 値上げビールのビンの蓋



〔大名の月見〕

社  長 「プロデューサー」
プロデュサ「はー」
社    「今宵は水曜日じゃ。題名のない番組は始まったか?」
プ    「これは、したり。題名のない番組とは下々の言葉。社長は御大人
      ゆえ、題なしは題なし、と呼び捨てがよいと存じます」
社    「左様か。しからば、題なしは始まったか?」
プ    「1分の遅れもなく始まっております」
社    「して、スポンサーめらは?」

                   (西淀川区 ひぐちしんじ)



 小松左京おじちゃんと動物園へ行きました。キリンの檻の前へ行くと、キリン
が、左京さんに小さな声で、「3円で苦労しますね」と言いました。

                   (徳島 なかじましげのり)



1968.10.16 放送

 題なしが終わるかもしれない、というので、楽しみにしておりましたが、一向
に終わる気配がありません。
 腹が立つので、題なしの藁人形を作って、5寸釘を打ち込んで、殺そうと考え
ているのですが、5寸釘はあるのですが、藁人形の作り方が分かりません。
 どなたか、御存知の方があれば、お教え下さい。直ちに、題なしを殺してご覧
にいれます。

                   (奈良 みちよし)



題なしの藁人形

三体、作ればいい。ふくらんだのと、へっこんだのと、たいらなのと。

                   (小松左京)



「おい、お前。小松左京、知ってるか? 題なしの」
「あぁ、知ってる」
「あいつの職業、知ってるか?」
「SF作家や」
「SFって何や?」
「SFちゅうたら、サイエンス・フィクションのことや」
「小松左京もサイエンス・フィクション作家やな」
「違う、違う。あいつの場合は、サンエンス・フィクションや」
「どうも、サンエンなー」

                   (富田林 もりもとりょうぞう)



 米朝はん、スポンサーが付かんと、やいやい気を揉むことないやないか。NH
Kを見習え。この番組に投書してくる連中から聴取料を取ったらいい。バカにな
らんくらいの葉書が来るんやさかい、たとえ、10円ずつでも取ったら、ええ加
減になるやろ。一割、アイディア料送れ。

                   (柏原 たかはしえいぞう)



題なしとかけて 佐藤首相と解く
  心は、辞めるようで辞めよらん

              (県立高校生 席次460番なる悲しき男より)



1968.10.23 放送

 先週、久しぶりで遅刻した。この前、左京が遅刻したときが、思い出さないく
らいだから、だいぶたったのでは、ないか。
 国鉄もかわいそうだ。左京が遅刻しないと、その間、国鉄が醜態を示すので。
どうか、左京と、その他の奥目、ペチャンコ達よ、左京がスタジオに来ていて
も、スタジオの中に入れないくらいにして、国鉄に協力してやって下さい。
         横町の駅長より

                   (芦屋 よしずみ)



1968.10.30 放送

□□□ 本日、注目の一万メートル決勝でございます。これのは、日本のホープ
小松左京先生も出場□□□。日本陸上界において、彼は最も実力を持った選手で
もあり、どこから見ても□□□
 彼には、人間機関車というニック・ネームが付いております。これは、□□□
口から煙を出し、モクモクと走る様子から名付けられ□□□
 スタートのピストルがなりました。各選手一斉にスタート! 日本の誇る小松
選手は、エーと、エーと、あっ、小松選手は、まだ出場しておりません。また、
遅刻であります。まったく、残念であります。



 今の世の中は、昭和元禄と言ってるくせに、明治100年と言うのは、おかし
い。なぜ、元禄280年と言わないのか。

                   (奈良 あさがわひろゆき)



学生がデモで投石すると、ガラスが割れる。
ガラスが割れると、ガラス屋が忙しくなって儲る。
儲ると、ついアルサロやバーへ行って帰りが遅くなる。
遅くなると、夫婦喧嘩が起こり、家財道具を投げあう。
当然、ラジオなんかも投げられる。
ラジオが壊れると、題なし番組が聴けない。
聴けないと、自然と聴取率がさがり、スポンサーが怒って番組を中止する。
中止すると、今まで聴いていた浪人諸君がみっちり勉強できる。
勉強できると、効果が上がって入学。
ところが、入学すると、また、デモに参加するので、始めに戻る。

                   (堺 ながはしひさこ)



 こらっ、美智子がニキビやて? えーかっこ言うな。それも言うなら、吹出物
じゃ!

                   (横町の薮医者)



月曜日 駅のおっさんが、きのうマージャンをやりすぎたのか、まだ寝てた。待
    つのが、面倒くさいので、家に帰った。

火曜日 電車が駅を行き過ぎたので、仕方なく家へ帰った。

水曜日 踏切でダンプと電車が衝突していたので、しょうがなく家に帰った。

木曜日 家の天井がミシミシといったので、いやな予感がし、念のため休んでお
    いた。

金曜日 ポイントの切り間違いで、電車が来なかった。することがなくて、家に
    帰った。

土曜日 いつもと違って時刻どうりに電車が入ってきたので、これはおかしいと
    思い、家に帰った。

日曜日 新聞を見たら、昨日の電車は間違って止まったものだった。

月曜日 これから、どんな事故が起こるだろうと、楽しみにして家を出た。

                   (西宮 かわむらたかし)



〔枕草子・第1段〕

 春は□□□。ようよう4時間目になりゆく。弁当など本に隠して教師をうかが
いながら食いたる。
 夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなお。アベックの多く行き違いたる。また、
ただ一組二組などほのかに肩抱きしめたるもおかし。キスなどしたるもおかし。
 秋は真夜中。ネオンも消えて肌寒くなりたるに、アベックのホテルへ行くとて
男、女などのとり急ぐさえ、あわれなり。まいて、相々傘などしたるは、いと仲
良く見えるはおかし。ベッドに入りはててため息聞こえしなど、また言うべきに
あらず。

                   (滋賀県伊香郡 □□□)



1968.11.06 放送(再緑あり)

スポンサーの ない番組の さわやかさ

                   (西淀川区 さいとう)



永すぎる裁判 〔論語 為政第二〕

われ、十有五にして被疑者となり
三十にして法廷に立ち
四十にして裁判長惑い
五十にして無罪を知る

                   (都城 さくまえてつろう)



北爆停止

北爆停止の影の立て役者に独占インタビュー
「ワイが乗り出したから、すぐに止まったやろ。なんで、もっと、はよ、たのま
 んだんや」 ‥‥‥ 荒船清十郎談

                   (西宮 たかせやすひろ)



 今週は、読書週間ですので、推薦図書の解説をします。

おちくぼ物語
  米朝、海原小浜、岡八郎らの主人公が繰り広げる笑いと涙で綴った三代記。

えいが物語
  サヨナラ、サヨナラ、サヨナラと言う人の解説。

おめでたき人
  読まれもしないのに、毎週せっせと葉書を書く人の物語。

ガン
  煙草を吸いすぎて癌になったあるSF作家の物語。

路傍の石
  全学連に使用された石から人の世を眺めた本。

                   (しょうでんやまの古だぬき)



当世ことわざ集

・目には目を 唇には唇を
・乳くりあうも 多生の縁
・学生に角材(鬼に金棒)
・ミッチー憎けりゃパットまで憎い
・遅かりし左京
・スポンサーは番組のかすがい
・葉書出さずんばトランプを得ず
・レギュラーは3円の得
・吸う子は太る
・奥目にたたり目
・目の上の題なし
・ペッタンコもボイン(あばたもえくぼ)
・泣く子とディレクターには勝てぬ

                   (滋賀県伊香郡 風の又三郎)



級 友 〔戦 友〕

1.ここは学校の帰り道
 離れて遠き試験場の
 あとに残りし あの友は
 今ごろ どうして いるのやら

2.思えば悲しき昨日まで
 ネジリはち巻徹夜して
 あれやこれやとヤマをかけ
 テストに望む二人仲

3.ああテストの最中に
 隣におった我が友が
 頼むよ答案見せてよと
 せつない顔の目で合図

4.学則厳しい中なれど
 これが見捨ておかりょうか
 早く見ろよと答案を
 机の端に寄せたるや

5.折りから起こる監視の目
 教師はようよう気が付きて
 カンニングするなと怒鳴りつけ
 友の頭を殴りたる

6.答案用紙を取り上げて
 テストが終われば教員の
 部屋に来いよと注意され
 友の運命きわまれり

7.試験がすんで日が暮れて
 先に帰ってる心では
 退学なんぞになるなよと
 思う心も情けなや

                   (阿倍野 すぎもとちゅうじ)



〔金色夜叉〕

1.北ベトナムの海岸爆破する
 南ベトナム・アメリカの二人連れ
 ともに攻めるも今日限り
 ともに守も今日限り

2.解放戦線 破るまで
 何故にアメリカ待たなんだ
 戦いが嫌になったのか
 さもなきゃ お金が足りぬのか

3.お金はたっぷりあるけれど
 貴国に平和を戻すため
 世論の教えに従いて
 共産ゆっかに折れてゆく

4.いかにアメリカ南ベトナムは
 これでも一個の国家なり
 同盟の友を妥協させ
 平和を求むる俺じゃない

                   (姫路 やすぎのぶお)



1968.11.13 放送

 ミッチーをボインにする方法は、いたって簡単で、毎朝、顔を洗う前に5分ず

  「アー イー ウー エー オー」
と、発声の練習をするだけでよろしい。
 そうすれば、ミッチーは、たちまち超ボイン(長母音)になれる。

                   (ミッチーをボインにする会)



 この番組でテーマ音楽としてミッチー□□□ジャジャジャジャーンというの
は、荘重で、左京の巨体を連想し、次の三味線は米朝を思い、ミッチーを表すも
のがない。
 だから、テーマ音楽のあとにもう一曲、スリッパを履いてトイレへ行く音を、
  「ペッタンコ、ペッタンコ」
流したら、どうやろか?

                   (奈良県磯城郡 キャット野郎)
 本名、書くのは恐ろしいてやめた。



1968.11.20 放送

  “総裁は 3回目にも 胸を張り”
 左京さん、3円3円とバカにしなさんな。佐藤栄作さんを見てみぃ。三銭(三
選)にも、苦労してるやないか。

                   (神戸市灘区 しゅとうせいや)



 小松さん、本当にすいません。私が悪かったのです。許して下さい。
 実は、僕は、横須賀線の列車爆破は、あなただとばかり思うてたんです。3人
組の中で、一番真面目な方を疑ったことが、悔やまれてなりません。どうか、僕
を許して下さい。
 しかし、山陽電車は、やっぱり、あんたやろ。

                   (西宮 なかおしげき)



パントマイム劇

 幕が上がる。真っ暗な中にスポットライトが、たすきに鉢巻姿の米朝、さらし
のふんどし姿の左京を、照らし出す。
 米朝、かたわらにある大きなドラム缶に、左京を放り込み、両手に棒のような
ものを掴んだ格好で、上段に振りかぶる。
 本田プロデューサー登場して、左京に水をなすりつけ、踏んだり、蹴ったり、
揉みくちゃにしたり。その合間に、米朝、振りかざした棒を打ち下ろし、左京を
どつき倒す。
 その瞬間、別のライトが、客席に横向きに立ったミッチーを照らし出す。米朝
が腕を上げ下ろしするたびに、ミッチーが出たり入ったりする。腕を上げると、
消え去り、下ろすと、また、パッと現れる。

 題名は、「餅つき風景」で、つまり、左京が餅に見立ててあって、本田プロデ
ューサーがこねとりして、米朝が餅つきをしている。ミッチーは、その音響効果
「ペッタンコ、ペッタンコ」という音。

                   (西宮 たかせやすひろ)



1968.11.27 放送 (休み)



1968.12.04 放送

〔赤とんぼ〕

1.丸焼け小焼けの爆撃機
 壊れてみたのは いつの日か

2.軍用基地の核兵器
 秘かに積んだは 幻か

3.52で戦略機 北に行き
 お里の爆弾 絶え果てる

4.丸焼け小焼けの爆撃機
 飛んでいるよ 軒の先

              (神戸高校1年4組 うわがわひろし・ともこ)



〔われは海の子〕

1.我は基地の子 アメリカの
 騒ぐ嘉手納の滑走路
 煙りたなびくB−52こそ
 我がありがたき特需なれ

2.生まれて煙りに湯浴みして
 爆音子守りの唄と聞き
 千里寄せ来る爆風を
 吸いてわらべとなりにけり

                  (神戸市葺合区 日本のクチンスカヤ)



〔  〕

 今は昔、左京の君、御歳13になりたまいしおりから、ガキのくせして胃潰瘍
わずらいたまいて、病院にほりこまれたもう。診察にあたりし医師、10日間の
絶食を命じ、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラと去りにける。
 半日は辛抱したまいし左京の君も育ち盛りの年頃、また、肥満したる体の要求
もおさえがたく、ついにガバとはね起き、ねじり鉢巻、たすき十字にあやなして
病室を飛び出さんとするを、付添いし母者、袴の裾に取りすがり、
 「我が子、左京よ、どこへ行く」
と、問いかければ、左京の君、答えて言いたまいけるは、
 「止めてくれるな、おっかさん。おなかのイチョウがないている」

                   (西宮 たかせやすひろ)



1968.12.11 放送

〔徒然草・第11段〕

 神無月の頃、梅田という所を過ぎて、あるビルディングに訪れいること侍りし
に、遥かなる階段の上に、心細く住みなしたるスタジオあり。葉書に埋もるるプ
ロデューサーならでは、つゆおとのう者なし。床に吸殻など取り散らかしたる、
さすがに住む人なればなるべし。
 かくても、あられけるよと、哀れに見るほどに、かなたの所に、大きなオッパ
イの、体もたわわになりたるが、中にパットをいっぱい入れしこそ、少しことさ
めて、このペッタンコなからましかばと覚えし。

                   (兵庫県加古郡 てぶりおさむ)



1968.12.18 放送

〔落葉(海潮音から)〕

冬の日の  3億円の
パクられて 身にしみて
ひたぶるに うら悔し。

ポリ公の服 オートバイ
色かえて  騙さる
過ぎし日の 思い出や。

げに我は  騙されて
ここかしこ むせび泣く
首落ちる  我が首かな。

                   (尼崎 にしやまひろこ)



 米朝、左京、美智子。お前ら一体いつやめるんや。前から、やめる、やめる、
言うて今までずっと続けてるやないか。やめるという言葉は、陰謀や。やめると
いう不思議な呪文は、聴取者をうっとりとさせ、餞別金を毎週もらおうという魂
胆から作られたラジオ大阪の暗号ではないか?
 皆さん、この言葉に惑わされては、いけません。やめるという言葉の本当の意
味は、「おもらいくれ。金送れ」と、叫んでいるのです。

                   (西区 いのうえ)



昔、えほう漫才。今、SF作家。
    ‥‥‥ 正月になると、呼び出される

                   (小松左京)



1968.12.25 放送

題なし川柳

売り番組と 今様でいう 3年目

スポンサー また逃げるのかと 米朝言い

ペッタンコ とかく下着に 手間がとれ

□□□

常連の 過去は野にふし 山にふし

                   (城東区 たなかとしあき)



〔月の砂漠〕

1.府中の街道 はるばると
 現金輸送車 行きました
 偽の白バイ あとをつけ
 車盗んで 行きました

2.車の中には アルミ箱
 アルミの箱には 3億円
 三つの箱には それぞれに
 東芝のボーナスありました

3.□□□
 白い街道 一筋に
 犯人どこへ 行くのでしょう

4.おぼろにけむる 月の夜を
 対の刑事は トボトボと
 縄張り 越えて行きました
 黙って 越えて行きました

                   (神戸高校 おにやまさんぺい)



今年のヒット曲

金にむせぶ夜  ‥‥‥‥‥‥ □□□
肥のしずく  ‥‥‥‥‥‥‥ 国鉄のタレ流し列車
新宿育ち     ‥‥‥‥‥ 全学連
ハイ、今日のハート ‥‥‥‥ 心臓移植の和田教授
取り過ぎたのね  ‥‥‥‥‥ 税金の重いサラリーマン
ペテンシの誘惑  ‥‥‥‥‥ 3億円強奪事件
リフジン河   ‥‥‥‥‥‥ 工場廃液の阿賀野川
ホテルの人よ  ‥‥‥‥‥‥ 有馬温泉の火事
巨人が欲しい  ‥‥‥‥‥‥ 阪神の田淵選手
釘づけがこわい  ‥‥‥‥‥ 缶詰大学教授

                   (都城 さくまえてつろう)